親子就活

親が子どもと一緒に就職先を探したり、父母向けの会社説明会に出席することを親子就活といいます。

子供の就活に熱心な親が増えた背景には、依然、厳しい大学卒業者の就職事情があります。

2008年のリーマン・ショック以降、企業は解雇しにくい正社員の厳選採用を続け、非正規雇用者は増加しています。

2013年春の大学卒業者のうち、「安定的な雇用についていない者」は約11万6000人(文部科学省学校基本調査速報値)。

2012年より約1万3000人減少したものの、5人に1人が不安定雇用です。

賃金未払いや過度のノルマ、長時間のサービス残業を課しておいて社員を使い捨てにするブラック企業が横行し、
就職活動の失敗を苦にした就活自殺も増加傾向にあります。

遺書などから就活の失敗が原因とみられる大学生の自殺者数も、警察庁が詳しい自殺原因の公表を始めた2007年の13人から、2010年が46人、2011年が41人と約3倍になっています。

また、「進路に関する悩み」が原因の自殺も2010年は73人、2011年には83人にもなあっています(『毎日新聞』2013年5月13日)。

自殺に至らなくても、何十社からも突きつけられた「不採用」で自己否定感が強くなったり、引きこもってしまうこともあります。

▼アニメーション「就活狂想曲」▼

ごく普通の大学生として何となく過ごしてきた主人公。ところが近頃友人たちの様子がおかしい。
聞けば、彼らは噂の”就活”に躍起になっているらしい。
それが一体どのようなものなのか見極められぬまま、主人公もまた「ニッポン式就活」の渦中へと引きずり込まれて行く。
吉田まほ 2012年度作品。

 

親子で勝つ就活 [ 田宮寛之 ]
by カエレバ