マルクスの復権

現代世界は資本主義の世界であり、資本主義という社会の構造様式は揺るぎないようにみえます。
しかし、資本主義がその生産・消費のすべての過程を通して、人間の自己疎外という現実を生み出してきたことも確かであり、
その状況を分析し、変革しようとしたマルクスの思想が生きていることも確かである。

▼マルクス主義 ちょっとだけあると思います▼

そのことを認識させる動きが国外・国内ともにみえつつあります。

国外では、アラン・バディウ、スラヴォイ・ジジェク、ブルーノ・ボスティールスといった現代の論客たちが、
「共産主義の理念」をテーマにシンポジウムを開き、論集を刊行しています。

中国でも南京大学の張一兵教授が『マルクスへ帰れ』を発表し、邦訳も刊行されました。

マルクスへ帰れ 経済学的コンテキストにおける哲学的言説 張一兵/著 中野英夫/訳
by カエレバ

また、日本では、東京大学の熊野純彦教授による『マルクス 資本論思考』が出版されました。

これは世界の「マルクス化」を踏まえた『資本論』研究です。

このような動きはマルクス「主義」の復権とはいまないでもでも、少なくとも再検討がなされつつある証拠といえるでしょう。

【資本論】
金が何でできているか知ってるか?
19世紀前後に起こった産業革命以後、工場化により商品の大量供給が可能になったが、­貧富の差はますます広がり、人々の生活は豊かになるどころか苦しくなるばかり。
労働者を酷使する生産過程の中で新たな価値を生み出す「搾取」のシステムが明らかにな­る・・・。
資本主義社会に生涯をかけて立ち向かった革命家・マルクスの代表作。
▼資本論 第1話▼

資本論 (まんがで読破)
by カエレバ